第1回主権者教育研修会報告

第1回主権者教育研修会報告

2020年7月11日に主権者教育研修会の第1回を行いました!
今回は、愛媛大学教育学部附属小学校の品川崇教諭に「電気自動車『リーフ』エンジニアと連携した小学校社会科授業作りと評価」、愛媛大学教育学部附属中学校の高橋祐貴教諭に「プラスチックごみ問題を取り扱った中学校社会科授業作りと評価」についての実践報告をしてただきました。

附属小学校の品川崇教諭
附属中学校の高橋祐貴教諭

さらに、上記の報告を聞いた上で、愛媛大学教育学部の学生に司会をしてもらい、参加者同士でディスカッションを行い、主権者教育の授業作りなどについて意見交換を行いました。

ディスカッションの様子

今回の研修に参加してくださった方からは多くのご意見をいただきました。以下、紹介します。

【本研修会で学んだことの中で特に印象に残ったことは?】

・外部人材の活用について。「つながり」をどのように形成していくか。(大学生)
・どのように子どもの思考の変容をみとるのかという点では社会科日記を活用するという点が、自分事として捉えるためにはという視点では、他者との関わりが重要であると感じた。(大学院生)
・学校教育としての主権者教育と社会全体での主権者教育の違い。主権者教育は社会に参画したいと思う子供を育てるものだという固定観念があったことを知れたから。(大学生)
・主権者教育は、選挙などの仕組みを教えるだけでなく、社会の一員としての自覚を育てることも含めて、教育活動全般に関わるものであること。(中学校の先生)

【今後の授業作りにいかしていきたいことは?】

・どうすれば自分ごとなのかということを自分の中で噛み砕きつつ、今回実践にあった主権者意識を育むプロセスを活用した授業づくりを行いたいです。(大学生)
・話し合いで「自分ごと」、「当事者意識」という言葉がよく聞かれたが、実物や本人と出会う機会を設けるなど、本物に触れることで自分には遠いように感じるものでも自分とのつながりを感じ、身近に感じられるということが分かったので授業づくりでも生かしていきたいと思った。(高校の先生)

今回の研修会で、主権者教育の授業作りを進めるうえで、社会との「つながり」について考えることの大切さを改めて感じました。

第2回主権者教育研修会については8月22日午前9時半~11時半@愛媛大学教育学部での実施を予定しております!

次回の参加もお待ちしております。