令和6年度西予市立三瓶小学校防災学習(第3回)の成果報告
2024年11月8日(金)に西予市立三瓶小学校にて第3回目の防災学習が行われました。今回は、「三瓶地区の事前復興まちづくりの工夫と課題はなんだろう」という学習課題のもと、三瓶小学校近くの6つの避難場所に実際に行くというフィールドワークを実施しました。活動の内容は、避難する時の助けとなる看板や防災倉庫などの安全に避難するため設備といった「工夫ポイント」と、急な階段や災害が起きた時に崩れやすそうな場所などの「課題ポイント」を見つけるというものです。活動の中で子どもたちは、前時の予想に基づいて「工夫ポイント」を見つけるだけでなく、実際の避難時の行動を想像しながら「課題ポイント」についても考える様子が見られました。
フィールドワーク後は、「工夫ポイント」と「課題ポイント」を班ごとに大判の地図にまとめ、まちのどこにどのような工夫や課題があるのかを整理しました。
授業終了後、まとめの記述より、子どもたちが様々な気づきや新たな疑問を持っている様子が見とることができました。例えば、「これまであまり注目していなかったが、町にはたくさんの工夫があることを知った。」という意見からは、まちのそなえに注目し興味を持てたこと、「看板や防災倉庫は誰がどうやって設置しているのか気になった」という意見からは、看板や防災倉庫に関わる人達や設置されている理由などに疑問を持っている様子を見とることができました。また、「お年寄りや小さい子どもは、急斜面を上るが大変なのではないか」と自分だけでなく、他者を想像し、町のそなえについて考えることができている意見もあり、学習課題を十分に達成できたと考えています。
次回は、今回の意見を基に、市・県・地域の協力体制についての学習を行います。
関係者の皆様、ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします。